林芙美子記念館のご紹介

   
   この建物は『放浪記』『浮雲』などの代表作で知られる作家・林芙美子が、昭和16年(1941)8月から昭和26年(1951)6月28日にその生涯を閉じるまで住んでいた家です。
 大正11年(1922)に上京して以来、多くの苦労をしてきた芙美子は、昭和5年(1930)に落合の地に移り住み、昭和14年(1939)12月にはこの土地を購入し、新居を建設しはじめました。
 新居建設当時、建坪の制限があったため、芙美子名義の生活棟と、画家であった夫・緑敏名義のアトリエ棟をそれぞれ建て、その後すぐにつなぎ合わせました。
 芙美子は新居の建設のため、建築について勉強をし、設計者や大工を連れて京都の民家を見学に行ったり、材木を見に行くなど、その思い入れは格別でした。このため、山口文象設計によるこの家は、数寄屋造りのこまやかさが感じられる京風の特色と、芙美子らしい民家風のおおらかさをあわせもち、落ち着きのある住まいになっています。芙美子は客間よりも茶の間や風呂や厠や台所に十二分に金をかけるように考え、そのこだわりはこの家のあちらこちらに見ることができます。
   
茶の間
 掘りごたつ、釣り戸棚、二段押し入れ、収納式神棚、多くの小引出しなどを備えたこの部屋は、暮らしやすさを考えた一家団らんの場でした。ちゃぶ台を囲んで一家が集まる時、芙美子の母・キクは、常に右手床の間の床柱前に、大きな座布団を敷いて座ったそうです。

 納戸として作られたこの部屋は、しばらくすると、書斎として使われるようになりました。納戸として作られたため、洋服入れ、物入れなどが作り付けられ、使いやすく出来上がっています。しかし、深い土庇、部屋の中から、半障子を通して廊下越しに北の小庭が見えるなど、納戸とは思えないような趣向が凝らされています。
 芙美子は熱中すると強度の近眼用眼鏡をはずし、顔を机につけるように執筆しました。
 作品が仕上がると自分で掃除をし、普段は家人にもさわらせなかったそうです。
書斎

 芙美子生存中、この庭一面に孟宗竹が植えられていました。その死後、次第に竹は切られ、その面影は客間前の庭付近に見られるだけとなりました。このほか、寒椿、ざくろ、かるみや、おおさかづきもみじなど、芙美子が愛した木々がこの庭にも植えられました。


小間
 奥の棚に小さな仏壇が置かれたこの部屋は芙美子の母・キクが使っていました。しかし、男性の書生がいるときにはその寝室にもなりました。また、客間がいっぱいになったり、ひき会わせたくない客がぶつかると、客間としても使われました。

画家であった夫・緑敏のために作られました。
    アトリエ(現展示室)




第4回歴史散歩 落合文士村を訪ねて
募集は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。


第4回は林芙美子の随筆「落合村山川記」に記述されている落合地域を散策しながら、
芙美子の思いに触れます。ボランティアガイドの解説があります。



【日 時】   3月26日(金)9時〜12時
【集合】    西武新宿線新井薬師駅南口 8時40分受付開始
【見学地】   童謡「たきび」発祥の地〜功運寺・林芙美子墓〜落合公園〜林芙美子旧居跡〜
        中井御霊神社〜目白学園遺跡〜金山平三旧居〜林芙美子記念館(約4km)
【参加料】   400円(林芙美子記念館入館料込)
【定 員】   60名(事前申し込み、定員を超えた場合抽選)
【申込み】  3月16日(火)必着。往復はがきに希望のイベント名・住所・氏名・電話番号・
        会員番号(メンバーズ倶楽部会員の方のみ)をほか、同伴者(2名まで)の氏名・
        年齢を記入し新宿歴史博物館(〒160-0008新宿区三栄町22)までご郵送くだ
        さい。
        Eメールでの申込みもできます
        こちらを⇒click! 




林芙美子記念館庭園鑑賞と春の落合散策
募集は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。


 春の林芙美子記念館庭園は1年を通じて最も華やぐ季節となります。ソメイヨシノを
はじめニリンソウ・カタクリなど可憐な草花が見頃となる庭園を鑑賞します。庭園鑑賞の
後は、落合地域の散策に出掛けます。神田川遊歩道の桜並木など見所満載となる
 春の落合散策を満喫ください。好評を博している林芙美子記念館ガイドボランティアが
ご案内をします。


【日 時】   3月29日(月)
         10時〜12時
【見学地】   林芙美子記念館(約40分)〜月見岡八幡神社〜小滝橋地蔵堂〜
         神田川遊歩道〜小滝橋バス停・神田上水公園(解散)
【参加料】  400円(入館料・資料代)
【解 説】   林芙美子記念館ガイドボランティア
【定 員】   40名(事前申し込み、定員を超えた場合抽選)
【申込み】   3月17日(水)必着。往復はがきに希望のイベント名・住所・氏名・電話番号・
        会員番号(メンバーズ倶楽部会員の方のみ)をほか、同伴者(2名まで)の氏名・
        年齢を記入し新宿歴史博物館(〒160-0008新宿区三栄町22)までご郵送く
        ださい。
         Eメールでの申込みもできます
         こちらを⇒click! 


       神田川遊歩道の桜


■新宿歴史博物館 所蔵資料展
「林芙美子と落合の文化人たち」関連イベント


@講演会とトークショー「芙美子の世界」
※終了いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
 
講演とトークショー、芙美子作品の朗読会の3本立て企画です。
◆トークショー「芙美子を語る」
トーク:林福江氏(芙美子の姪)
〔聞き手〕博物館副館長
◆朗読:小説『放浪記』
話者:林芙美子記念館解説者の会「ざくろの会」
◆講演    「林芙美子と女人芸術の人々」 
        講師:尾形明子氏
        (文芸評論家・NPO法人現代女性研究所理事)

【日 時】   2月21日(日) 13時〜16時
【会 場】   新宿歴史博物館 2階講堂
【定 員】   100名    
【参加料】   500円   ※事前申込み・多数抽選
【締 切】   2月11日(木)必着

A「『放浪記』ゆかりの地を訪ねて〜新宿〜」
林芙美子の出世作『放浪記』に登場する場所や芙美子ゆかりの地を、ガイドボランティアの解説を聞きながら散策します。

【日 時】   2月28日(日)9時〜12時
【定 員】   40名   【参加料】400円
        ※事前申込み・多数抽選
【締 切】   2月18日(木)必着
【コース】    熊野神社〜成子天神社〜新宿大ガード〜旭町〜
         カフェー「金の星」跡〜カフェー「つるや」跡〜
         新宿歴史博物館(予定)
         ※雨天決行

【申込み】  往復はがきに希望のイベント名・希望時間・住所・氏名・
         電話番号・会員番号(メンバーズ倶楽部会員の方のみ)を
        記入し、新宿歴史博物館へ 
        Eメールでの申込みもできます。
         こちらを⇒click!


女人芸術のメンバーたち(昭和7年)


■林芙美子記念館 春の建物内部特別公開

林芙美子記念館の開館の日(平成4年3月22日)を記念し、通常立ち入る
ことのできない建物内部を特別公開します。「東西南北風の吹き抜ける家」と
いう考えで建てられた記念館は、芙美子のこだわりを随所に見ることができます。
是非この機会に、東京都歴史的建造物にも指定されている建物の内部を、
細部までご鑑賞ください。
※ガイドボランティアによる解説付き
【日 時】   3月23日(火)
         @10時 A11時 B14時 C15時
         全4回
【定 員】    各回20名
【入館料】   150円
【申込み】   3月9日(火)必着
         ※事前申込みが必要です。
        (1応募につき1名)
         往復はがきに、住所、氏名、年齢、希望時間をご記入のうえ
         新宿歴史博物館へ
         Eメールでの申込みもできます。
          こちらを⇒click



■林芙美子記念館庭園鑑賞と秋の落合散策
※終了いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

真っ赤に紅葉したモミジやツワブキ・ホトトギスなど可憐な秋の
草花が見頃を迎える庭園でガイドを聞きながら鑑賞します。
庭園鑑賞の後は、秋の落合地域の散策に出掛けます。
都内で唯一実際に祀られている「中井出世不動尊」の
「円空仏(新宿区指定有形文化財)」も特別にご開帳して
もらいます。また落合遺跡からの出土品(縄文〜奈良時代)を
展示している目白学園遺跡も見学します。

【日 時】   11月30日(月)
        10時〜12時
【見学地】  林芙美子記念館(約1時間)〜中井出世不動尊
        〜目白学園遺跡(新宿ミニ博物館)
【参加料】  400円(入館料・資料代)
【解 説】  林芙美子記念館ガイドボランティア
        新宿歴史博物館学芸員
【定 員】  40名(事前申し込み、定員を超えた場合抽選)
【申込み】  11月17日(火)必着。往復はがきに希望のイベント名
       ・住所・氏名・電話番号・会員番号(メンバーズ倶楽部
        会員の方のみ)のほか同伴者(2名まで)の氏名、年齢
        を記入し、新宿歴史博物館へ
       
Eメールでの申込みもできます
        こちらを⇒click!   



■第3回歴史散歩「落合文士村を訪ねて」
※終了いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

第3回は鈴木三重吉の赤い鳥社があった目白庭園、W・モリスの
ステンドグラスの
る目白聖公会など教会がたくさんある下落合を
ボランティアガイドの解説を聞きながら歩きます。

【日 時】   10月10日(土)9時〜12時
【見学地】  目白駅(集合)〜目白庭園〜目白聖公会〜
         舟橋聖一旧居〜目白ヶ丘教会〜日本聖書神学校〜
        目白文化村跡〜林芙美子記念館(解散)※予定
【参加料】  400円(林芙美子記念館入館料込)
【定 員】   60名(事前申し込み、定員を超えた場合抽選)
【申込み】  9月30日(水)必着。往復はがきに希望のイベント名
        ・住所・氏名・電話番号・会員番号(メンバーズ倶楽部
        会員の方のみ)をほか、同伴者(2名まで)の氏名・年齢
        を記入し新宿歴史博物館(〒160-0008新宿区三栄町
        22)までご郵送ください。
         Eメールでの申込みもできます
         こちらを⇒click!   



■新型インフルエンザに対する対応について

「新型インフルエンザ」について今後、国内での発生が確認され、
区民のみなさまへの感染が身近な危険となったときには、新宿区立
施設のご利用を自粛していただいたり、施設を一時休館させていた
だくこともございますので、ご了承ください。
こちらを⇒click


■平成22年 林芙美子記念館 桜情報
○H22年3月27日
桜情報をお伝えします。  


■平成22年 林芙美子記念館 花日記
○H22年3月28日 ○H22年3月28日
シャガ。 ハナニラとムスカリ。 イチリンソウ。
○H22年2月20日 ○H22年2月4日 ○H22年2月2日
ウメ。(シロナニワ) セツブンソウ。 雪の記念館。
○H22年1月27日
フクジュソウ。 フキノトウ。 ウメ。
ユキワリイチゲ。

■平成21年 林芙美子記念館 花日記
○H21年3月29日 ○H21年3月31日 ○H21年4月4日
ツバキ(クロクジャク)。 カタクリ。紫の小さな花をつけました。
タツナミソウ。
  ○H21年4月6日 ○H21年4月10日

ヒトリシズカ。

イカリソウ。 ムラサキケマン。
○H21年4月10日 ○H21年4月25日 ○H21年4月25日
ヤマブキ。 エビネ。 セイヨウシャクナゲ。
○H21年5月1日  
        ○H21年5月23日
      
アマナ。 ムサシアブミ。
   タチシノブ。
    ○H21年6月3日
アマチャ。 カルミア。 アジサイ。
  ○H21年6月7日  
アカンサス。 ビワ。
  ○H21年6月16日 ○H21年6月23日
ビョウヤナギ。 シラタマユリ。 クチナシ。
  ○H21年7月10日 ○H21年7月20日
ミツバ。

芙美子忌の献花。

ヤブミョウガ。
   

○H21年8月4日

バラ。 バラ2。 ユリ。
  ○H21年9月6日 ○H21年9月8日
ユリ2。 ヤブラン。

バラ。

○H21年9月12日 ○H21年9月17日  

ヒガンバナ。秋の訪れです。

ハギ。 ヒガンバナ。(赤)
○H21年9月29日      ○H21年10月2日
イヌサフラン。 カッコウアザミ。           イヌショウマ。
       ○H21年10月11日   ○H21年11月7日

     キイジョウロウホトトギス。

キバナノツキヌキホトトギス。 チャ。
  ○H21年12月18日  
 
サザンカ。 ツバキ。  

 
〒161-0035
東京都新宿区中井2-20-1
03-5996-9207

開館時間

午前10時から午後4時30分まで(ただし入館は午後4時まで)
休館日 月曜日(月曜日が休日にあたるときはその翌日)
年末・年始(12月29日〜1月3日)
入館料 一般150円、小・中学生50円
団体20名以上の場合は、一般80円 小・中学生30円
ただし小・中学生及び、20人以上の小・中学生を引率する方(1名まで)は下記の期日について免除されます。
1.土曜日・日曜日
2.国民の休日(振替休日を含む)・都民の日(10月1日)
3.区立小・中学校の春季・夏季・冬季休暇期
交通案内 都営地下鉄大江戸線・西武新宿線「中井駅」より徒歩7分
地下鉄東西線「落合駅」より徒歩15分
西武バス「中井駅」より徒歩5分   →MAP
ガイドボランティア

春・秋の土日祝日を中心にガイドボランティアによる館内の解説を実施しています。
@期間:3月下旬〜6月下旬・9月下旬〜11月下旬
A時間:平日13時〜16時
     土日祝日10時〜16時
詳しい日程や上記以外の日程での解説希望等については、
お電話にてお問合せください。

管理運営 林芙美子記念館は公益財団法人新宿未来創造財団が指定管理者として管理・運営を行っています。


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