焼塩壺 「天下一堺■(ミ)なと藤左衛門」

焼塩壺 「天下一堺■(ミ)なと藤左衛門」

      • 材質
        土器
      • 器種
        焼塩壺
      • 遺跡名
        市谷加賀町二丁目
      • 地域
        牛込
      • 制作地/型式
      • 法量
        口径60mm(残存値) 底径50mm(残存値) 器高102mm(残存値)
      • 推定年代
      • コメント
        塩焼壺は、塩を「作る・運ぶ・食卓で使う」といった3つの役目を果たした容器です。この資料には、「天下一堺□(不明) 藤左衛門」という印があります。「藤左衛門」は、承応3(1654)年に天下一の称号を、延宝7(1679)年に伊織の名をもらい、印を「天下一御壺塩師/堺見なと伊織」と変えます。ところが、「天下一」の号は天和2(1682)年に禁止されてしまいます。この塩焼壺は1654年から1679年の間につくられたものでしょうか。