特別展 「中村彝展 -下落合の画室-」

中村彝展-下落合の画室-

《この展示は終了しました。多数の方のご来館ありがとうございました》
中 村 彝 -下落合の画室-

明治末期から大正時代にかけて活躍した洋画家、中村彝(つね)。彼は、新宿中村屋などの支援を受け、後に豊多摩郡落合村大字下落合(現・新宿区下落合3-5-7)にアトリエを構え、数々の作品を生み出した新宿にゆかりのある画家です。
3月17日、下落合に残る彼のアトリエを建築当初の姿に復元整備し、新宿区立中村彝アトリエ記念館として開館します。これを記念して、新宿歴史博物館では特別展「中村彝展―下落合の画室―」を開催いたします。
17歳で肺を患い、37歳という若さで亡くなるまで、彼の制作活動は常に病との闘いでもありました。しかしながら、その中でも彼の芸術にかけた情熱や、残した作品は、近代以降の洋画界に大きな影響を与えています。本展ではアトリエ周辺を描いた風景画7点の他、代表作など計30点をご紹介します。また、当時の写真や書簡などの関連資料もあわせて展示し、人間としての中村彝にも迫ります。(展示リスト

【展示期間】3月17日(日)~5月12日(日)
【会場】  新宿歴史博物館 地下1階企画展示室
【開館時間】9時30分~17時30分(入館は17時まで)
※会期中毎週金曜日は20時まで(入館は19時30分まで)
【休館日】 第2・4月曜日(祝日の場合はその翌日)
【観覧料】 一般300円(常設展とのセット券は500円)
※団体割引20名以上で1名150円、中学生以下無料
【主催】  公益財団法人新宿未来創造財団
【共催】  新宿区、新宿区教育委員会
【協力】  株式会社中村屋、日本通運株式会社、日本興亜損害保険株式会社
【問合せ】 新宿歴史博物館 学芸課 TEL03-3359-2131

・特別展「中村彝展 -下落合の画室-」チラシ [PDF形式4.12MB]

=落合に暮らした芸術家たち=

新宿区・落合界隈(かいわい)には、画家や作家などが多く居住し、互いに切磋琢磨を繰り返して多くの作品と物語を残しました。現在は林芙美子、佐伯祐三の記念館も設立されており、多くの方に訪れていただいています。3月17日(日)には、「中村彝アトリエ記念館」もオープンします。ここでは、その3人の作家をくわしくご紹介します。
[Oh!レガス新宿ニュース2月20日号(2・3面):PDF形式5.2MB]

<カルピスの包み紙のある静物>1923年 茨城県立近代美術館蔵

<目白の冬>1920年 茨城県立近代美術館蔵

<落合のアトリエ>1916年 横須賀美術館蔵

関連イベント
ギャラリートーク
担当学芸員による展示解説です。
【日時】毎週土曜日 13時~(約40分)

美術史講座
新宿にゆかりのある洋画家5人(中村彝・佐伯祐三・藤田嗣治・東郷青児・松本竣介)を取り上げます。
【日時】4月13日・20日・27日・5月4日・11日の各土曜日 14時~16時
※詳細はこちらをご覧ください