新宿ファッションフィールド2017 開催レポート




 

第9回目となる新宿ファッションフィールド(SFF)2017は、今年も新宿文化センター大ホールで盛大に開催されました。


今年のテーマは「あしたと出会う街 ~キミとボク、ふたりで夜を渡ろう。~」

グランプリは、アレクサンドラ・クストバル・ラーションさんの作品『City Never Sleeps』が見事受賞し、準グランプリは、名古屋モード学園の伊藤香苗さんの『connection』が受賞しました。
アレクサンドラさんは昨年もグランプリを受賞し2年連続のグランプリ受賞。さらに一昨年はモデルとしてランウェイを歩き、3年連続で参加しています。

ファッションショーだけでなく、同時開催されたトークセッションや手づくり雑貨店も、多くの方にお楽しみいただけたのではないでしょうか。

とくに、手づくり雑貨店は、年々出店希望の方が増え、40店の出店をいただきました。

ご来場いただいた皆さまやご応募いただいた皆さま、ご支援くださった皆さまには、心よりお礼を申し上げます。

本イベントは、来年は11月23日(金・祝)に開催を予定しております。ぜひ、次回もお楽しみに!







 

審査結果

 

作品制作部門

グランプリ

観客賞(デザイナー部門)
観客賞(メイク部門)
観客賞(モデル部門)
City Never Sleeps
Alexandra Kustvall Larsson アレクサントラ クストバル ラーション
東京モード学園
絶え間なく新宿を照らす幾千ものネオン。
夜の街を行き交う人の心細さや危うさ。
喧騒はどこまでも続く・・・。
眠ることのない街・新宿とそれを取り巻く人々の交差する感情を、毛糸やオーガンジーを使用して映し出します。
メイク:
江藤日向
モデル:平井マリナ
 
準グランプリ

シップス賞
connection
伊藤香苗 Ito Kanae
名古屋モード学園
「人と人が繫がる奇跡」あした出会う街には新しい出会いがあり、人と人の繫がりには全て意味があります。
そこで、日本の伝統模様の一つ「毘沙門亀甲柄」を用いて一つ一つの繫がりがあるからこそ成立する衣服を提案します。
メイク:王静婢
モデル:荒木明日香
新宿区長賞

観客賞(メイク部門)
Twilight
和田杏花 Wada Kyoka
文化服装学院
教室の窓から見る黄昏をイメージしました。
新宿の空に沈みかけた太陽の光が眩しく、私たちの明日、未来を照らしてくれます。
夕日が空を包み込む優しさと、夕闇の迫る黄昏の儚さを表現しました。
メイク:林姿邑
モデル:川崎真緒
審査員特別賞
永遠の花火
全福南 Jeun Boknam
大阪モード学園
夜空に美しく煌めいては消える花火の儚さ。
儚いゆえ、その一瞬を心に永遠に焼き付けたい。
夢や希望を心に描き、明日と出会うために儚い夜の街を駆け抜ける。
ボクラの心の中にある「永遠の花火」を、光ファイバーにオーストリッチを着けて表現しました。
メイク:高橋真耶
モデル:成田梨沙
伊勢丹新宿本店賞

ビームス賞
Gilias
山本和枝 Yamamoto Kazue
名古屋学芸大学
ノコギリソウの花言葉は「戦い」。
僕らは都会の中で埋もれてしまう存在。
しかし、ノコギリソウの様に強い心で、夢を追いかけ続けるのです。
花の強さを強調する事で、何事にも負けず戦っている姿を表現しました。
メイク:李暁娟
モデル:森崎楓
オカダヤ新宿本店賞
ネオン街に生きる民族
岳本彩 Takemoto Aya
東京モード学園
18時過ぎ。ネオン街が目覚める時間。
日中は身を潜め、太陽が沈みかけた頃に姿を現す。
今日とはまた違った明日の世界に期待する、そんな新しい民族をシルエットやオリジナル素材で表現しました。
メイク:陳夢潔
モデル:新堀春佳
アッシュ・ペー・フランス賞
bubble
新田至歩 Nitta Shiho
名古屋学芸大学
ネオンがパチパチとはじけて黒に溶けていく。
そんな新宿の夜は、泡のように見えます。
その様子を10代の若者の不安定さ、輝き、儚さとともに表現しました。
泡のような新宿の夜、ボクらはあしたを見つけます。
メイク:松本光
モデル:坂野君会
 
アバハウスインターナショナル賞

観客賞(デザイナー部門)
観客賞(モデル部門)
Crow
小山杏樹 Oyama Anju
織田ファッション専門学校
新宿の空には、たくさんの鳥が舞っています。
その身体には無駄がなく、完成されています。
人間にとっては要らないもの、捨てられてしまう布の切れ端を再利用することで、鳥の完成された肉体を表現しました。
メイク:金倫佑
モデル:高橋莉乃
 
ジュングループ賞
シンギュラリティ
栗林由佳 Kuribayashi Yuka
大阪モード学園
2045年。
人工知能が人類の能力を超えるとされる近未来、人々は人工知能の進化を受け入れるのか、拒むのか。
立方体のパッチワークにより、共存とも侵略ともとれる人工知能と未来の街に生きる様子を表現しました。
メイク:邵イブン
モデル:芦立愛美
 
各賞には商品券と表彰状を授与 グランプリ(30万円)│ 準グランプリ(10万円)│ 新宿区長賞(5万円)│ 審査員特別賞(5万円)│伊勢丹新宿本店賞(3万円)│ オカダヤ新宿本店賞(3万円)│ アッシュ・ペー・フランス賞 アバハウスインターナショナル賞 シップス賞 ジュングループ賞 ビームス賞 (各2万円)│ 観客賞〔作品/モデル/メイク〕(各5千円)



デザイン画部門

金賞
ネオンと騒音
大縫理央 Onui Rio
国際トータルファッション専門学校
ネオンと騒音が入り混じり、建物が乱立している新宿の夜は人々の様々な感情が混在する。
それはまるで鍾乳洞のように幻想的で、また異様な雰囲気を感じさせる。そんな新宿の街が表現されています。
銀賞
サナギ
松井友美 Matsui Tomomi
武蔵野美術大学
私達は蝶のサナギのように飛び立つ瞬間を待ち続けています。
新宿の街に紛れ込むような新聞紙を素材に用い、明日に出会う時、新聞紙を捨て新しい自分になるという設定です。
サナギらしいフォルムにこだわった作品です。
銅賞
洋上、駈ケル。
山本健太郎 Ymamoto Kentaro
知徳高等学校
一夜限りの戦場を駈ける鉄の鳥。
硝子の洋上征くキミは、よるからあしたを取り返す。
希望という銘の武器で夜と戦う戦士達をイメージし、大海を意味する青の腰巻きと、博愛を意味する赤いマントが特徴の作品です。
闇 × 病み
足立真梨乃 Higashi Yukino
愛知文化服装専門学校
新宿の“ヤミ”を描いた作品です。
ネオン輝くきらびやかな街でオトナたちの甘い誘惑に心を閉ざす少女をイメージし、でも明日を生きようとする「力強さ」も落とし込みました。
各賞には商品券および表彰状を授与 金賞(2万円)│ 銀賞(1万円)│ 銅賞(各5千円)

グランプリ審査員(敬称略)

  • 畠山 巧(デザイナー)審査員長
  • 上澤彰(株式会社オカダヤ 取締役営業部長)
  • 近藤洋(伊勢丹 新宿本店長)
  • 戸口順子(三越伊勢丹研究所 婦人担当コーディネーター)一次審査
  • 村重達也(繊研新聞社 アッシュ編集長)
  • 久保雅裕(アナログフィルター『Journal Cubocci』編集長)
  • 永木秀人(新宿区長代理・新宿未来創造財団理事長)

アパレル審査員(敬称略)

  • アッシュ・ペー・フランス(益子杏子/WALL ディレクター兼バイヤー)
  • アバハウスインターナショナル(齋藤玲緒奈/マーケティング部 部長 兼 MYSELF ABAHOUSE部長)
  • シップス(成瀬涼子/販売促進部プレス課 課長)
  • ジュングループ(太田浩司/株式会社ジュン 開発部R&D 企画・開発)
  • ビームス(犬塚朋子/フェルメリスト ビームス ディレクター)

協賛アパレル各社提供プレゼント

  • アッシュ・ペー・フランス提供  PAJAMA PARTY そいねちゃん ワンピース ピンク
  • シップス提供  ジョン・スコット フォーシップスのタータンチェックストール
  • ジュングループ(ジュンレッド)提供  アダム エ ロぺ モーニングビュー オードトワレ・ディフューザー・キャンドル3点セット
  • ビームス提供  HIROSHI NAGAIのオリジナルポスターとHIROSHI NAGAI × Vermeerist BEAMS ハンカチ
  • オカダヤ新宿本店提供  ジャノメ家庭用ミシンHSJ46
  • アバハウスインターナショナル提供  アバハウスのカシミヤ混マフラー

開催概要

日時:
2017年11月25日(Sat.)14:00開演
会場:
新宿区立新宿文化センター 大ホール
テーマ:
あしたと出会う街 ~キミとボク、ふたりで夜を渡ろう。~
応募数:
2,697点(総数)
主催:
公益財団法人新宿未来創造財団
共催:
新宿区
協賛:
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アッシュ・ペー・フランス アバハウスインターナショナル 伊勢丹新宿本店 オカダヤ新宿本店 シップス ジュングループ ビームス
後援:
繊研新聞社 新宿観光振興協会
協力:
東京都服飾学校協会 青山ファッションカレッジ ESP学園 東京ビューティーアート専門学校 東京モード学園 文化服装学院 目白大学
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